一般社団法人Japan Society of Maternity Nursing

日本母性看護学会

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事務局

日本母性看護学会 事務局
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母性看護専門看護師とは

母性看護専門看護師とは ~コンテンツ目次~

● 母性看護専門看護師とは
- どのような場所で活動しているのでしょうか?
● 母性看護専門看護師の具体的な活動
1)母性看護専門看護師の臨床現場における役割
2)周産期医療の現場や女性の問題を解決するパイオニア
● 母性看護専門看護師とその実践の紹介
● 「助産雑誌」(医学書院)連載記事のお知らせ
● 母性看護専門看護師になるには

母性看護専門看護師とは

母性看護専門看護師は、周産期を中心に、様々な職種の人と協働しながら、あらゆるライフステージの女性とそのご家族を対象に、水準の高い看護ケアを効率よく提供できるよう活動しています。

主な役割は、妊娠中~産後の方を対象とした周産期母子援助、女性の一生にわたる健康への援助です。

特に、近年は、晩婚化や生殖医療の高度化に伴い、様々なリスクやそれぞれの事情を抱えた妊産褥婦が増えてきており、それらに応じた関わりが求められています。

複雑で解決困難な問題をお持ちの方へCNS自身がより適切な看護支援を行うと共に、一緒に働く看護師助産師らの相談にも応じたり、話し合いの場を設けたり等、チーム医療を支える役割を担っています。

日本母性看護学会は今後とも、母性看護専門看護師育成をサポートしてまいります。本ページで母性看護専門看護師の紹介等、さまざま情報配信をしてまいりますので、今後とも本ページの情報配信にご注目ください。

母性看護専門看護師について(パンフレット)


どのような場所で活動しているのでしょうか?

地域中核病院・大学病院などの病院、助産院、大学・大学院などの教育機関 など
産婦人科病棟、MFICU(母体・胎児集中治療室)、産婦人科外来、NICU(新生児集中治療室)、看護部管理室、リソースナース室 など

組織の特性に応じてさまざまなポジションで多様な役割を担っています。

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母性看護専門看護師の具体的な活動

1)母性看護専門看護師の臨床現場における役割

複雑で解決困難な看護問題を持つ女性や家族のために母性看護専門看護師が求められています。

専門看護師は複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族・集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するために専門看護分野の知識・技術を深めた専門家です。

専門看護師の6つの役割

  1. 個人、家族及び集団に対して 卓越した看護を実践する。(実践)
  2. 看護者を含むケア提供者に対し、コンサルテーションを行う。(相談)
  3. 必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。(調整)
  4. 個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決 をはかる。(倫理調整)
  5. 看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。(教育)
  6. 専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。(研究)

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2)周産期医療の現場や女性の問題を解決するパイオニア

母性看護専門看護師は、熟練した高度なケア技術とキュアの知識を用いて、ハイリスク妊産褥婦、胎児・新生児、女性の生命の危機状態や病態をアセスメントし、健康の保持増進や重症化への防止に対応する能力を有する高度実践看護者です。

女性とその家族に予防的・継続的な介入を行い、女性のセルフケアを高めリスクをコントロールすることにより、健康アウトカムの向上を目指す。直接ケアのみならずスタッフや組織に対するコンサルテーションや教育的役割、組織や人を繋ぐ調整役割を担う臨床実践の変革者です。

2019年12月現在、全国で81名の母性看護専門看護師が活躍しています。

しかし21都道府県で不在、総合周産期母子センターの1/5で配置されているに過ぎません。

ハイリスク妊産婦が増加し、高度・複雑化している周産期医療の現場の課題、虐待やDVなど女性や母子・家族の健康を守るために不可欠な存在である母性専門看護師の数は不足しています。

高度で専門的な支援を必要としている女性や家族の問題を解決してみませんか?

  1. 看護職や職員に教育的に関わり看護の質や倫理的感受性を高める
  2. 妊産褥婦や家族に質の高いケアを提供する
  3. 自施設や他の医療施設、行政機関の多職種との連携や調整を中心となって行なう
  4. 組織の課題を分析し、解決のためのシステムづくりを行なう
  5. 経済的な効果を生みだし病院経営に役立つ
  6. 研究発表や執筆等のCNS活動を通した自施設の広報を行なう
  7. 共に働く看護職の負担を減らす

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母性看護専門看護師とその実践の紹介

現在、活躍されている母性看護専門看護師の方々とその実践内容についてご紹介します(顔写真・氏名をクリックすると、紹介文がPDF表示されます)。

(更新記録)
立木様のPDF記事を更新しました(2023.03.15)
三田村 七福子三田村 七福子
草津総合病院
 
本末 舞本末 舞
東京女子医科大学病院
総合周産期母子医療センター
三宅 知里三宅 知里
森ノ宮医療大学
 
立松 あき立松 あき
名古屋第二赤十字病院
総合周産期母子医療センター
金 英仙金 英仙
小坂産病院
 
佐藤 陽子佐藤 陽子
昭和大学病院
総合周産期母子医療センター
中井 愛中井 愛
滋賀医科大学医学部附属病院
総合周産期母子医療センター
長坂 桂子長坂 桂子
NTT東日本関東病院
 
小嶋 由美小嶋 由美
ことり助産院
 
立木 歌織立木 歌織
利根保健生活協同組合
利根中央病院

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「助産雑誌」(医学書院)連載記事のご紹介

医学書院発行の「助産雑誌」2019年1月号~2019年12月号で、「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」と題して、母性看護専門看護師の活動について詳しく紹介されています。

連載の中では、「Nsʼあおい」や「はなうた」等の看護の現場を題材とした漫画を多く手がけている こしの りょう氏の漫画で事例を紹介しています。

「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」(助産雑誌)より


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母性看護専門看護師になるには


  • 看護師免許を有していること
  • 看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得していること
  • 実務研修が通算5年以上あり、うち3年間以上(※)は専門看護分野の実務研修であること
    ※ 実務研修は次のいずれかの要件を満たしていることが必要
    1. 周産期母子援助専攻
      妊産褥婦に対する母性看護の実務研修
    2. 女性の健康への援助専攻
      女性の健康に関する母性看護の実務研修
  • 以上の条件を満たした上で、(公社)日本看護協会が行う認定審査(書類審査・筆記試験)に合格し、認定証の交付を受ける

詳細は(公社)日本看護協会の資格認定制度ページをご参照ください。


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