母性看護専門看護師は、周産期を中心に、様々な職種の人と協働しながら、あらゆるライフステージの女性とそのご家族を対象に、水準の高い看護ケアを効率よく提供できるよう活動しています。
主な役割は、妊娠中~産後の方を対象とした周産期母子援助、女性の一生にわたる健康への援助です。
特に、近年は、晩婚化や生殖医療の高度化に伴い、様々なリスクやそれぞれの事情を抱えた妊産褥婦が増えてきており、それらに応じた関わりが求められています。
複雑で解決困難な問題をお持ちの方へCNS自身がより適切な看護支援を行うと共に、一緒に働く看護師助産師らの相談にも応じたり、話し合いの場を設けたり等、チーム医療を支える役割を担っています。
日本母性看護学会は今後とも、母性看護専門看護師育成をサポートしてまいります。本ページで母性看護専門看護師の紹介等、さまざま情報配信をしてまいりますので、今後とも本ページの情報配信にご注目ください。
組織の特性に応じてさまざまなポジションで多様な役割を担っています。
複雑で解決困難な看護問題を持つ女性や家族のために母性看護専門看護師が求められています。
専門看護師は複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族・集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するために専門看護分野の知識・技術を深めた専門家です。
母性看護専門看護師は、熟練した高度なケア技術とキュアの知識を用いて、ハイリスク妊産褥婦、胎児・新生児、女性の生命の危機状態や病態をアセスメントし、健康の保持増進や重症化への防止に対応する能力を有する高度実践看護者です。
女性とその家族に予防的・継続的な介入を行い、女性のセルフケアを高めリスクをコントロールすることにより、健康アウトカムの向上を目指す。直接ケアのみならずスタッフや組織に対するコンサルテーションや教育的役割、組織や人を繋ぐ調整役割を担う臨床実践の変革者です。
2019年12月現在、全国で81名の母性看護専門看護師が活躍しています。
しかし21都道府県で不在、総合周産期母子センターの1/5で配置されているに過ぎません。
ハイリスク妊産婦が増加し、高度・複雑化している周産期医療の現場の課題、虐待やDVなど女性や母子・家族の健康を守るために不可欠な存在である母性専門看護師の数は不足しています。
高度で専門的な支援を必要としている女性や家族の問題を解決してみませんか?
現在、活躍されている母性看護専門看護師の方々とその実践内容についてご紹介します(顔写真・氏名をクリックすると、紹介文がPDF表示されます)。
(更新記録)
・立木様のPDF記事を更新しました(2023.03.15)
![]() 草津総合病院 |
![]() 東京女子医科大学病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 森ノ宮医療大学 |
![]() 名古屋第二赤十字病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 小坂産病院 |
![]() 昭和大学病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 滋賀医科大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター |
![]() NTT東日本関東病院 |
![]() ことり助産院 |
![]() 利根保健生活協同組合 利根中央病院 |
医学書院発行の「助産雑誌」2019年1月号~2019年12月号で、「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」と題して、母性看護専門看護師の活動について詳しく紹介されています。
連載の中では、「Nsʼあおい」や「はなうた」等の看護の現場を題材とした漫画を多く手がけている こしの りょう氏の漫画で事例を紹介しています。
「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」(助産雑誌)より
詳細は(公社)日本看護協会の資格認定制度ページをご参照ください。
①周産期母子援助(助産師)
②女性の健康支援 (看護師・保健師も取得可能)
※2020年4月の教育課程からは①②の区別がなくなり一本化されます
(2020年8月現在38単位養成機関:11課程)
母性看護CNSのメーリングリストに参加しませんか?
母性看護CNS、母性看護CNS教育課程に在籍している大学院生、申請準備中の修了生、その他、教育・研究者、看護管理者等母性看護CNSの活動に関心のある方で、日本母性看護学会会員の方であれば、登録可能です。
母性看護CNSのネットワーク構築を構築することによって、
1)母性看護CNSにむけた各種情報提供、情報交換を円滑に進める
2)母性看護CNSの活動を発信し、実践・教育・研究活動への参画を円滑にする
3) 母性看護CNS同志の活動を支えあうとともに、看護教育者・看護管理者との連携を図る
1)CNS協議会やCNS学会他の関連学会、日本看護系大学協議会等の関連団体からのCNSに関連する情報を本学会経由で送信する
2)MLを通して母性看護CNSに関連したテーマに関する意見交換、パブリックコメントとして総括する
3)更新に必要な活動を支援する
(1)学会員である看護教員や母性看護CNSにより、論文作成を支援する
(2) 々 CNS資格の申請・更新を支援する
(3)講演やセミナー活動、学会発表や共同研究のお誘い
4)個々の母性看護CNSからの情報発信を行う
1)日本母性看護学会会員であること
2)母性看護CNS、母性看護CNS教育課程に在籍している大学院生および申請準備中の修了生、その他、教育・研究者、看護管理者等母性看護CNSの活動に関心のある方
MLの趣旨にご賛同いただき、参加を希望される方は下記よりお申込みください。
なお、参加に際しては以下の点をご了承の上、お申込みください。
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