母性看護専門看護師は、周産期を中心に、様々な職種の人と協働しながら、あらゆるライフステージの女性とそのご家族を対象に、水準の高い看護ケアを効率よく提供できるよう活動しています。
主な役割は、妊娠中~産後の方を対象とした周産期母子援助、女性の一生にわたる健康への援助です。
特に、近年は、晩婚化や生殖医療の高度化に伴い、様々なリスクやそれぞれの事情を抱えた妊産褥婦が増えてきており、それらに応じた関わりが求められています。
複雑で解決困難な問題をお持ちの方やご家族に対し、CNS自身がより適切な看護支援を行うと共に、一緒に働く看護師/助産師らの相談に応じたり、話し合いの場を設けるなど、チーム医療を支える役割を担っています。
日本母性看護学会は、母性看護専門看護師育成や活動推進に取り組んでいます。本ページで母性看護専門看護師の紹介等、さまざま情報配信をしてまいりますので、今後とも本ページの情報配信にご注目ください。
組織の特性に応じてさまざまなポジションで多様な役割を担っています。
複雑で解決困難な看護問題を持つ女性や家族を支えるために母性看護専門看護師が求められています。
専門看護師は複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族・集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するために専門看護分野の知識・技術を深めた看護のスペシアリストです。
母性看護専門看護師は、熟練した高度なケア技術とキュアの知識を用いて、ハイリスク妊産褥婦、胎児・新生児、女性の生命の危機状態や病態をアセスメントし、健康の保持増進や重症化への防止に対応する能力を有する高度看護実践者です。
女性とその家族に予防的・継続的な介入を行い、女性のセルフケアを高めリスクをコントロールすることにより、健康アウトカムの向上を目指す。直接ケアのみならずスタッフや組織に対するコンサルテーションや教育的役割、組織や人を繋ぐ調整役割を担う臨床実践の変革者です。
2024年12月現在、全国で98名の母性看護専門看護師が活躍しています。
しかし母性看護専門看護師不在の都道府県も多く、総合周産期母子センターや子育て包括支援センターなど、高度実践看護が必要な場所への配置は十分とは言えません。
ハイリスク妊産婦が増加し、高度・複雑化している周産期医療の現場の課題、虐待やDVなど女性や母子・家族の健康を守るために不可欠な存在である母性専門看護師の数は不足しています。
高度で専門的な看護を必要としている女性や家族の問題をあなたの力で解決してみませんか?
母性看護専門看護師の活動を動画で紹介します。
現在、活躍されている母性看護専門看護師の方々とその実践内容についてご紹介します(顔写真・氏名をクリックすると、紹介文がPDF表示されます)。
(更新記録)
・立木様のPDF記事を更新しました(2023.03.15)
![]() 草津総合病院 |
![]() 東京女子医科大学病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 森ノ宮医療大学 |
![]() 名古屋第二赤十字病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 小坂産病院 |
![]() 昭和大学病院 総合周産期母子医療センター |
![]() 滋賀医科大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター |
![]() NTT東日本関東病院 |
![]() ことり助産院 |
![]() 利根保健生活協同組合 利根中央病院 |
医学書院発行の「助産雑誌」2019年1月号~2019年12月号で、「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」と題して、母性看護専門看護師の活動について詳しく紹介されています。
連載の中では、「Nsʼあおい」や「はなうた」等の看護の現場を題材とした漫画を多く手がけている こしの りょう氏の漫画で事例を紹介しています。
「現場が変わる!チームに働きかける母性看護CNSの実践」(助産雑誌)より
詳細は(公社)日本看護協会の資格認定制度ページをご参照ください。
(2024年12月現在:11課程)
TSUMUGU会の歴史に触れ、次年度からは別組織になることについて触れる。
これまでの開催記録(第10回までのテーマを表にまとめる)